1. >
  2. 介護の仕事

介護の仕事

気持

多様化する介護業務

介護の仕事は現在大変に多様化が進んでいます。
その理由としては、まず少子高齢化の影響により全人口に対しての高齢者人口が急増しているということが第一に挙げられます。

サービスを必要とする人数が増えるということは、それだけニーズの幅の広くなるということなので、そうした細かい部分に配慮できるような新しい仕事が必要になってきているということです。
介護を受ける人といってもすべて同じ環境に置かれているわけではなく、家族と離れた独居の人もいれば、同居する家族はいるもののそれぞれが仕事を持っている人、あるいは同居中だけれども他に手のかかる子供がいる家庭といったように、おかれている環境は全く異なります。

さらに言えば、介護を受けると言っても完全に寝たきりになってしまって介護なしでは全く生活ができないという人もいれば、ある程度の家事はできるけれども一人では買い物や移動ができないという軽度の人や、歩くことはできるけれども食事や排泄に困難が生じている人など、必要とされている介護の強度もかなり違っているのです。
これからの介護サービスでは、そうした環境の違いに配慮しつつ最も適した生活を送ることができるようにしていくことが必要です。

介護=世話を焼く、ということではない

介護の仕事でよく誤解されるのが、「介護する=その人の世話をする」という認識です。
確かに、寝たきりや完全に自立した生活ができなくなってしまっている人にとっては、生活に関わるあらゆることをケアしてあげなければいけません。

ですが、例えば歩行まではできるけれども咀嚼や排泄が難しいという人に対し、何もかもをケアしてあげるような介護をしていると、次第に自立するということそのものが難しくなりいつしか寝たきりかそれに近い状態になってしまうこともあります。

従来までの介護の仕事ではそうした「何もかも」をしてあげることこそがよい介護のような考えがありましたが、最近ではむしろ一定以上の介護をあえて行わないことにより、本人の自立性を高めるようにしていくということこそが本来的な介護となるというふうに考えが変化してきています。

しかしそうした自立を促す介護というのは、何もかもをしてあげる介護よりも数倍難しかったり、専門的な知識が必要になってきたりします。
そのため、職業として介護を行うためにはきちんと勉強や実習による経験を積み、ノウハウを蓄積していくことが大切になります。

介護業界の今とこれから

介護業界は多いに将来性のある職業ではありますが、反面で現在どの業界よりも深刻な問題を数多く抱えているところでもあります。
介護の仕事は介護を受ける本人にとっても大切ですが、その人の周囲にいる家族にとっても大変関わりを深くもっています。

重大な要介護者を抱える家庭では家族内の関係にヒビが入ってしまうようなことも実際よくあるからです。
介護の仕事はそうした業界と社会全体、また家族という単位にまで深く関わるものなのです。