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児童福祉司とは

可愛い子供

児童福祉司という仕事について

児童福祉司とは、公的福祉施設である児童相談所に勤務をして、そこで子供やその保護者からの相談を受け付ける仕事をする人のことをいいます。
児童相談所は厚生労働省管轄のもと、全国各地で205ヶ所(2010年時点)存在しています。
詳しく言えば、施設は児童福祉法にもとづき設置されるものであり都道府県に対して義務付けられているものです。

それらの施設では随時子供や子育てに関する悩みや相談を受付けて、子供が健やかに育っていくことができるように家族とともに環境づくりをしていくための仕事を行います。
児童福祉法によると児童相談所での対象となるのは満18歳未満の子供というふうに定められています。

近年では特に子供に対して行われる虐待の問題が大きく取り上げられるようになっており、虐待が疑われる家庭内で起こった子供の怪我や死亡に対して地域の児童相談所の対応に問題はなかったかということが詳しく検証されるような流れができています。

子育てに関する悩みを全般的に受け付けます

児童相談所の業務としては児童福祉法に運営指針が定められていますが、それによると「市町村援助」「相談」「一時保護」「措置」の4つが対策として挙げられています。
もし地域内の児童のうちで、保護者から適切な保護を受けていないということがわかった場合には子供の安全を確保するための方法を独自にとることになります。

ただし、虐待に関する保護に関してはどこまで家庭の問題に公的機関が踏み込むべきかということについてはかなり意見が分かれています。

児童福祉司は、そうした難しい家庭・地域・公的支援の3つの関係からもっとも子供に対してよいと思われる方法を考えて提案するという仕事をしていくことになります。
虐待の疑いの他にも、自分の子供の成長に不安を感じていたり、家庭内での問題への対処方法がわからないという人に対してのケアも行っていきます。

児童福祉司となるためには

児童福祉司という名称は試験によって免許が交付される資格名ではなく、特定の業務を行うことを担当する人が名乗ることのできる「任用資格」ということになっています。
実際には、児童福祉司をまっすぐ目指すというよりはまずは地方公務員として採用をされたあとで、児童相談所に配属された人が「児童福祉司」という名称のもと特定の業務を行うというケースが多くなります。

ただし、この場合も誰でも児童相談所勤務になるわけではなく、大学や厚生労働省指定の養成機関で所定の教育課程を修了することで専門的な業務にあたることができることとなっています。
大学では心理学や教育学、社会学といった福祉関連の学部を卒業したのちに福祉施設での実務経験を積んでから「児童福祉司」として採用をされることとなります。