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児童福祉

児童福祉

少子化なのに子供のケアは手厚くない?

合計特殊出生率が完全に2.0を割り込んだのは、昭和50年ころが境目になっているといいます。
以来夫婦一組当たりが出産をする子供の数はどんどん減少を続けてきており、ここ数年で若干の改善傾向は見られるものの、それでも1.5を割り込んだままという人口減少を顕著に示す結果となっています。

子供の数は減ってきているのだから、そのぶん子供一人あたりについてのサービスやケアは手厚くなるのではないかというふうに思えるところですが、そう単純には物事は進んできていはいないようです。

少子化世帯と同時に進んでいる社会問題

待機児童数とともに増加傾向があるのは、核家族世帯と夫婦の離婚率です。
核家族世帯とは夫婦と子供のみでの生活をする世帯です。
核家族世帯の多くは夫婦が共働きをしており、フルタイムで夫婦とも働きに出ていると日中に子供を預かるところを探さなくてはならなくなります。

さらに深刻なのが離婚をした片親世帯で、男親にしても女親にしてもどこかに預けて働きに出なくてはそもそも生計を立てていくことができません。
離婚や核家族化の是非はまた別問題としても、それが少子化ながら子供へのケアが薄くなってきていることの大きな原因になっていることは事実です。

また政策として一応推進はしている育児休暇の取得も、依然として男性の取得率は雀の涙ほどですし、女性にしても十分に補償されているというケースはそれほど多くありません。

実際にはただ知られていないだけのこともある福祉制度

しかし一見子育て世帯に対してケアが行き届いていないように見えても、実際にはあるところにはしっかりとした制度やケアがあるということもよくあります。
少子化に関わる問題点の1つがその情報で、ちょっと視線を横にずらしてみると利用がしやすい制度があったり、本来受けられるべき補助を見逃していたりということもよくあります。

児童福祉制度はその家庭だけの問題ではなく、社会全体の将来にもかかわる重大な案件であるため実際には国や自治体などではかなり力を入れた対策がされているのです。
今後はそうした福祉サービスの提供者と、受けたいと希望する人をつなぐ役割をする仕事や地域コミュニティの役割が重要になっていくということでしょう。

児童福祉の現場で働くということ

児童福祉の現場で働くときには、単に目の前の仕事だけをしていればよいというわけではなく、そうした社会全体の問題を考えつつ必要とする人に対してサービスをしているということが大切になってきます。

少子化の影響はもうひとつあり、世帯あたりの小人数が少なくなることで子供に対して過剰なケアを求める親が増え、働き手に大きなプレッシャーを与えてしまっているという面もあります。
具体的な問題はいくつかあるものの、児童福祉の仕事は十分にやりがいを感じられるものです。
実態を知り、そこから自分なりの働き方をぜひ探していってもらいたいです。