1. >
  2. >
  3. 児童養護施設で暮らす期間を22歳までに延長

児童養護施設で暮らす期間を22歳までに延長

20代グループ

児童養護施設での子供の待遇改善

児童養護施設とは、児童福祉法に定められている子供のための施設です。
対象となるのは事情により親とともに生活をしていくことができなくなった子供で、施設に入ることで独立した年齢になるまで生活の場とすることができます。

事情といっても親の勝手な希望で預けられるということはなく、災害や事故によって保護者となる人が亡くなってしまったという場合や、親が病気などでどうしても育てることができなくなってしまった時、あるいは不適切な養育を受けていることが発覚したことで強制的に隔離させられたような場合のことです。

これまでは児童養護施設に入ることができるのは2歳~18歳までというきまりとなってきましたが、2016年2月より入所をすることができる期間を22歳まで延長することができるということが厚生労働省によって定められました。

これに合わせて大学など高校以上に進学をするという子供に対して最大で4年間分の家賃や生活費を支給する制度も作られており、施設出身者であるがために高校を出たらすぐに働かなければならないという状態が改善されました。

施設で暮らす子供たちの実態

高齢者についても問題は比較的頻繁にニュースになりますが、一方で貧困状態におかれる子供の話は意外なほど表には出てきません。
平成24年の調査によると全国で児童養護施設で生活をしている子供の数は全部で約28000人となっており、その子たちは全国にある599施設のいずれかに属し生活をしています。

入所者数は2001年~2008年までは3万人を超えていましたが、現在ではやや減少傾向が見られています。
全国の施設は基本的にはボランティアなど子供の育成に熱心な職員が対応にあたっていますが、それでも全国の施設の中には質に差異があり複雑な環境の中で思春期を送らなければいけないという子供もいます。

今後はより社会的に認知度を高めていくとともに、一般の人と施設で暮らす子供たちが交流できるような地域ぐるみの活動をしていくということが求められます。